
カーリースと残クレ、似ているけど何が違う?車を持つための賢い選択
新車に乗りたいけれど、初期費用や月々の支払いが心配という方に人気なのが「カーリース」と「残クレ(残価設定ローン)」です。
どちらも毎月の負担を軽くできる点は同じですが、その仕組みは大きく異なります。
名前は知っていても、具体的に何が違うのか、自分にはどちらが合うのか迷っている方も多いでしょう。
ここでは、この二つの違いをわかりやすく解説します。
車選びで聞く「カーリース」と「残クレ」その違いとは?
カーリースと残クレは、月々の支払いを抑えられる点で似ていますが、決定的な違いは「借りる」か「買う」かです。
カーリースは、毎月料金を支払ってリース会社から車を一定期間「借りる」サービスです。
あくまで借りている状態なので、契約終了後は返却が基本です。
一方、残クレは「残価設定型クレジット」というローンで、お金を借りて車を「購入」します。
支払いが終わるまで所有権は信販会社にあることが多いですが、車検証上の使用者は自分になります。
根本的な仕組みが違うため、契約内容やルールも異なります。まずはこの違いを理解しましょう。
この記事で解決!仕組みとメリット・デメリットを丸ごと比較
車を持つ方法は多様化しており、どれを選べばいいか迷うこともあります。
この記事では、カーリースと残クレの仕組みに加え、それぞれのメリット・デメリットを詳しく比較します。
月々の支払いの内訳、契約終了時の選択肢、途中解約の可否など、気になるポイントを解説します。
また、目先の支払い額だけでなく、総額や維持費(税金・メンテナンス)も含めた費用面も掘り下げます。
ぜひこの記事を参考に、ご自身のライフスタイルや予算に合ったぴったりのプランを見つけて、理想のカーライフへの一歩を踏み出しましょう。
自分に合ったプランを見つけるための比較ポイント
カーリースと残クレのどちらが良いかは、ご自身の車の使い方や価値観によって変わります。
どちらにも良い点と注意点があるため、何を重視するかをはっきりさせることが大切です。
たとえば、「数年ごとに乗り換えたいか、長く乗り続けたいか」「月々の支払いを一定にして管理を楽にしたいか、将来的に自分のものにしたいか」といった点は大きな判断基準になります。
ほかにも、年間の走行距離は多いか少ないか、車をカスタマイズしたいかどうかも重要なポイントです。
これらの点を整理しながらご自身の希望をイメージして、あなたにぴったりの車選びをしましょう。
残クレ(残価設定ローン)とは?基本的な仕組みを解説
「残クレ」という言葉を耳にする機会が増えましたが、一般的なローンとの違いがいまいち分からないという方もいるでしょう。
残クレとは、数年後の車の下取り価格をあらかじめ設定し、それを差し引くことで月々の返済額を抑えるローンのことです。
通常よりも手軽に新車に乗れる方法として注目されています。ここでは、その仕組みと特徴を分かりやすく解説します。
残クレは「車を買う」ためのローンの一種
残クレの正式名称は「残価設定型クレジット」で、名前の通り車を購入するためのローンの一種です。
カーリースが「借りる」サービスなのに対し、残クレはあくまで「買う」ための手段です。
通常のローンと同様に、車両本体価格や諸費用を分割で支払っていきます。「購入」なので、支払いが完了すれば車は自分のものになります。
ただし、将来の価値を差し引いてローンを組むという独自の計算方法により、通常のフルローンよりも月々の支払いを安くできるのが特徴です。
自分の車として愛着を持って乗りたい方に適しています。
車両価格から「残価」を引いて分割払いする仕組み
最大の特徴は支払額の計算方法です。まず、購入する車の数年後の下取り予想価格、つまり「残価」を決めます。
そして、車両価格からこの残価を引いた残りの金額だけを、契約期間で分割して支払います。
例えば300万円の車で3年後の残価を100万円とした場合、差額の200万円分だけを3年間で支払う計算です。
全額を分割するよりも月々の負担が大幅に軽くなるのが魅力です。
ただし、差し引いた残価は支払いが免除されるわけではなく、最終回まで支払いが据え置かれている点には注意が必要です。
契約終了時の3つの選択肢(売却・再ローン・買い替え)
最終回の支払い時には、据え置いた「残価」の扱いを3つの選択肢から選びます。
一つ目は、車を販売店に売却して残価を清算する方法です。車の状態が良ければ追加費用なしで終了となります。
二つ目は、同じ車に乗り続ける方法です。この場合は、残価を一括または再ローンで支払うことで、車を完全に自分のものにできます。
三つ目は、新しい車への買い替えです。乗っていた車を下取りで残価を清算し、また新たな車で契約を組み直します。
ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に選択できるのが残クレの利点です。
カーリースとは?残クレとの違いに着目した仕組み
カーリースも残クレと同様に月々の支払いを抑えられますが、その中身は全く異なります。
カーリースは「所有」ではなく「利用」することに特化したサービスです。残クレとの違いを意識しながら、カーリースの基本的な仕組みを見ていきましょう。
カーリースは「車を借りる」サービス
カーリースは、リース会社が購入した車を一定期間借りて乗るサービスです。
契約期間中は専用の車として自由に使えますが、車の所有権はあくまでリース会社にあります。
残クレが「購入代金の分割払い」であるのに対し、カーリースは「利用料の支払い」という点が大きな違いです。
車検証の所有者欄にはリース会社、使用者欄には契約者の名前が入ります。
基本は「借りて返す」ルールですが、最近では契約満了後に車がもらえるプランなども登場しており、「所有」にこだわらず手軽にカーライフを楽しみたい人に適しています。
月額料金に税金や車検代が含まれるのが大きな違い
残クレとの最大の違いは、月々の支払いに含まれる内容です。
残クレは車両代と金利のみで、税金や車検代はその都度支払う必要があります。
一方、カーリースの月額料金には、車両代金に加え、期間中の自動車税や自賠責保険料などが最初から含まれています。
さらにメンテナンスプランを選べば、車検費用やオイル交換代までコミコミにできます。
車検時期にまとまったお金を用意する必要がなく、毎月の支払いがずっと一定になるため、家計管理が圧倒的に楽になるのが大きなメリットです。
契約終了時は「返却」が基本(買取・再リースも有り)
カーリースは期間を決めて借りるため、契約満了時は「返却」が基本です。
返却して契約を終えるか、新しい車に乗り換えるかを選べます。
気に入った車なら、期間を延長して乗り続ける「再リース」も可能です。
最近は、契約終了時に残価を支払って買い取れるプランや、追加費用なしでそのまま車をもらえるプランも増えています。
基本は返却ですが、自分のものにできる選択肢がある場合もあるので、契約前によく確認しておきましょう。
【費用で比較】カーリースと残クレ、月々の支払いと総額はどっちがお得?

車を選ぶときに一番気になるのは、やはり費用のことではないでしょうか。
カーリースと残クレはどちらも月々の支払いが安くなるイメージがありますが、実際には大きな違いがあります。
月々の支払額だけでなく、そこに含まれる内容や金利の仕組み、最終的な総支払額など、いろいろな角度から比較してみましょう。
月々の支払いに含まれるもの(税金・メンテナンス費)の違い
費用比較で最も重要なのが、月々の支払いに含まれる内容です。
残クレの支払いは、基本的に車両本体価格の一部と金利のみです。
そのため、毎年の自動車税や車検時の重量税、自賠責保険料などは、その都度自分で用意しなければなりません。
一方、カーリースは月額料金に税金や自賠責保険料があらかじめ含まれています。
さらにメンテナンスプランを選べば、車検代や消耗品費もコミコミにできます。
パッと見の月額は残クレが安く見えますが、そこには維持費が含まれていません。
自分で支払う税金や車検代、メンテナンス費用をすべて合計すると、トータルの出費はカーリースと大きく変わらないことも多いです。
金利(利息)の扱いの違い:残クレは残価にも金利がかかる?
金利の扱いも見逃せません。残クレはローンなので金利がかかりますが、注意したいのは「据え置いた残価部分」にも金利がかかる点です。
例えば300万円の車で残価100万円を設定し、200万円分を分割払いする場合でも、金利は元の300万円全体にかかります。
そのため、通常のローンより元金の減りが遅く、支払う利息の総額が多くなる傾向があります。
カーリースには「金利」という概念はありませんが、リース料に相当の手数料が含まれています。
ただし、リース会社独自の調達力でコストを抑えていることも多いです。単純な利率比較だけでなく、残価にかかるコストも考慮しましょう。
総支払額で比較!長期的に見てどちらが合理的か
最終的な総支払額でどちらが得かは、車の乗り方次第です。
数年後に返却して乗り換える前提なら、税金やメンテ費までコミコミで定額のカーリースが、突発的な出費がなく合理的といえます。
維持費を含めた総額で見通しが立てやすいからです。
一方、契約終了後に残価を支払って買い取るつもりなら、残クレの方が総額を抑えられるケースもあります。
ただし、その場合も車検や税金の支払い合計額を合わせると、カーリースと変わらないこともあります。
月額だけでなく、維持費や金利を含めたトータルコストで、ご自身の計画に合った方を選びましょう。
残クレ(残価設定ローン)のメリット・デメリット
残クレは月々の支払いを抑えられる便利な方法ですが、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておくことが大切です。
契約後に後悔しないよう、主な特徴を確認しておきましょう。
【メリット】月々の返済額を抑えて新車に乗れる、最後に買い取れる選択肢も
残クレの最大のメリットは、やはり月々の返済額を抑えられることです。
あらかじめ下取り価格(残価)を差し引いて分割払いするため、予算内でワンランク上のグレードや憧れの車に乗れる可能性が広がります。
また、契約終了時に「売却」「再ローン」「買い替え」を選べるのも魅力です。
最初から購入として契約するため、将来的に自分の車にできる選択肢が残されているのは、所有することにこだわりたい方にとって嬉しいポイントでしょう。
【デメリット】走行距離制限やカスタマイズ不可、金利の負担
残価を保証してもらうため、利用にはいくつかの制約があります。
代表的なのが「走行距離制限」で、規定を超えると追加料金が発生します。
また、返却時の価値を維持するため、カスタマイズや改造は原則禁止です。
さらに、据え置いた残価部分にも金利がかかるため、通常のローンと比較して利息の総支払い額が多くなりがちな点もデメリットといえます。
【デメリット】残価割れのリスクと中途解約の難しさ
注意が必要なのが「残価精算」のリスクです。事故や傷、汚れなどで返却時の査定額が設定された残価を下回ると、差額を支払わなければなりません。
また、原則として中途解約ができない点も重要です。
やむを得ず解約するには残りのローンを一括返済する必要があるなど、ライフスタイルの変化に対応しづらい側面があることは知っておきましょう。
カーリースのメリット・デメリット
カーリースも残クレと同様に、月々の支払いを抑えられるサービスですが、その特徴は少し異なります。
カーリースならではの利便性がある一方で、借りるサービスだからこその制約も存在します。
自分にとってカーリースが合っているかどうかを判断するために、メリットとデメリットの両面をしっかりと確認しておきましょう。
【メリット】初期費用ゼロ、月々の支払いが均一で家計管理が楽
カーリースの大きな魅力は、頭金や登録諸費用などのまとまった初期費用が不要で、新車に乗り始められる点です。
月額料金には車両代金に加え、毎年の自動車税や車検時の重量税、自賠責保険料などが含まれています。
メンテナンスプランを追加すれば、点検や消耗品費用も一本化可能です。
毎月の支払いが一定になるため、「来月は車検だから」といった急な出費の心配がなく、家計管理が非常に楽になります。
貯金を崩さずに新車生活をスタートできるのも嬉しいポイントです。
【メリット】車の維持管理(車検・税金)の手間がない
車を所有すると、税金の納付や車検の手続き、点検予約など多くの手間がかかりますが、カーリースならこれらを大幅に軽減できます。
税金の支払いはリース会社が代行し、車検や点検の時期には案内が届くため、うっかり忘れる心配もありません。
指定の整備工場に車を持ち込むだけでメンテナンスが受けられるなど、サポート体制も万全です。
車に詳しくない方や、忙しくて管理が面倒な方でも、安心して乗り続けられるのが大きなメリットです。
【デメリット】残クレ同様の走行距離制限やカスタマイズの制約
カーリースには「借りる」サービスゆえの制約もあります。まず、契約時に設定した走行距離(月間1,000kmなど)を超えると、返却時に追加料金が発生します。
また、所有権はリース会社にあるため、原則としてカスタマイズや改造は禁止されており、返却時は原状回復が基本です。
ただし、フリーウェイのように、車検対応の範囲内でカスタマイズの相談ができる柔軟なカーリース取扱店もあります。
制約が気になる場合は、契約前に店舗へ確認してみると良いでしょう。
【タイプ別診断】あなたはカーリース派?それとも残クレ派?
ここまで、カーリースと残クレそれぞれの仕組みやメリット・デメリットを見てきましたが、まだ迷っている方もいるかもしれません。
そこで、それぞれのサービスがどのような人に向いているのかをタイプ別に整理しました。
ご自身の考え方やライフスタイルに近い方を選んでみてください。
残クレがおすすめな人:将来的に買い取る可能性があり、月々の負担を軽くしたい
残クレがおすすめなのは、将来的に車を自分のものにしたいと考えている人です。
「今は手元資金が少ないがいずれは買い取りたい」「気に入ったら長く乗りたい」という場合に、買取の選択肢が明確な残クレは適しています。
また、月々の返済を抑えつつワンランク上の車に乗りたい人や、所有権にこだわりがある人にも向いています。
ただし、数年後の買取時にはまとまったお金が必要になる点や、再ローンには新たに金利がかかる点は考慮しておきましょう。
カーリースがおすすめな人:月々の出費を一定にしたい、気軽に新車へ乗り換えたい
カーリースがおすすめなのは、車にかかる費用を毎月一定にしたい人です。
「車検や税金の時期に慌てたくない」「家計管理をシンプルにしたい」という方には、維持費コミコミのカーリースが最適です。
また、面倒な手続きやメンテナンスを任せたい人、数年ごとに手軽に新車へ乗り換えたい人にも向いています。
売却の手間がなく返却するだけで済むのも大きな利点です。
初期費用ゼロで気軽に新車に乗りたい、車は所有するより利用するものと割り切りたい、という合理的な考え方の方にぴったりのサービスです。
車の使い方(走行距離、カスタマイズ)で選ぶ
車の使い方によっても向き不向きがあります。
毎日長距離を走るなど年間走行距離が多い人は、距離制限のあるカーリースや残クレだと追加料金のリスクがあります。
その場合は、制限のない通常のオートローンや現金購入が良いでしょう。
また、自分好みに改造したい人も、制約の多いこれらの方法は不向きです。
自由に扱える通常の購入方法をおすすめします。
逆に、近所の買い物や送迎がメインで距離が少ない人や、ノーマル状態で綺麗に乗りたい人であれば、カーリースや残クレのメリットを十分に活かせるでしょう。
カーリースもオートローンもOK!長崎で車のことならフリーウェイへ
カーリース、残クレ、それとも通常のローン。選択肢が多いと、どれが自分にベストか迷ってしまうものです。
そんなときは、すべての選択肢を扱っているプロに相談するのが近道です。
長崎県にお住まいなら、ぜひトータルカーショップのフリーウェイにご相談ください。
フリーウェイは長崎のトータルカーショップ
フリーウェイは、長崎県(長崎市、時津町、大村市、諫早市、佐世保市)を中心に展開する地域密着型のトータルカーショップです。
1995年の創業以来、多くのお客様のカーライフを支えてきました。
販売から車検、整備、保険まで、車に関することなら何でも対応可能です。
国産全メーカーを取り扱っているので、メーカーの枠を超えて公平な視点でアドバイスができます。
お客様のライフスタイルや予算に合わせ、最適な一台とプランをご提案できるのが強みです。
維持費コミコミのカーリース「ユーカリプラン」のご紹介
維持費を気にせず新車に乗りたい方には、オリジナルの「ユーカリプラン」がおすすめです。
車両代に加え、登録費用、税金、車検、オイル交換などのメンテナンス費用まで月額料金に含まれています。
特に7年間の長期プランが人気で、長く安心して乗り続けられます。
また、一般的なリースでは難しいカスタマイズも、車検対応範囲内なら相談可能です。
中途解約についても事情を考慮して柔軟に対応しています。「リースの制約が心配」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
残クレ以外の選択肢!「新車セットメニュー」や通常のオートローンも充実
「リースや残クレは不安」という方のために、通常のオートローンを利用した購入プランも充実しています。
特に新車購入では、ナビやETC、フロアマットなど必要なオプションをセットにしたお得な「新車セットメニュー」が好評です。
頭金なしのフルローンや、お客様のペースに合わせた返済プランもご提案可能です。
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まとめ
今回は、新車に乗るための賢い選択肢として注目される「カーリース」と「残クレ」の違いについて詳しく解説してきました。
残クレは「車を購入するためのローン」であり、将来的に車を自分のものにしたい方や、月々の返済を抑えつつ乗り換えや買取の選択肢を残しておきたい方に適しています。
一方、カーリースは「車を借りるサービス」であり、税金やメンテナンス費まで含めた定額払いで、家計管理の手軽さと維持費の安心感を重視する方に最適です。
どちらがお得かは、車の使い方や将来の計画によって異なります。
大切なのは、それぞれの仕組みを正しく理解し、ご自身のライフスタイルに合った方法を選ぶことです。
もし長崎県で車の購入やリースをご検討中なら、ぜひフリーウェイにお問い合わせください。
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